不動産について相続による所有権移転登記を申請する義務を定めた改正不動産登記法が、4月1日に施行されます。
私の所属する神奈川県弁護士会の研修委員会が企画して、
2月28日に会員弁護士向けに研修会を開催しました。
会内でも不動産案件を多く扱っている弁護士に講師をお願いし、
何を、いつまでにするべきかという大変実践的な講演をしていただきました。
私は司会をしました(といってもはじめと終わりに挨拶をするくらいですが)。
改正の要点は、
相続開始と所有権取得を知った日から3年以内に相続登記の申請をすることが義務付けられ、
正当な理由なく申請を怠ると10万円以下の過料に処せられる、というものですが、
相続登記をしなくとも、法務局の登記官に、相続が開始して私が相続人ですと申し出れば、義務は果たしたとみなされます。
この申出をすると登記官が相続人申告登記をしますが、相続登記と違って、登録免許税はかかりません。
ちなみに、4月1日より前の相続についてもこの改正が適用されます。
4月1日より前に相続開始と所有権取得を知っていた場合、2027年3月31日までに相続登記か相続人申告登記をする必要があります。
われわれ弁護士が扱う相続案件で、
遺産分割協議中であったり、遺言の効力を争っている間は、
相続登記よりも、相続人申告登記をすることが多くなりそうです。
相続人申告登記の実際の運用などについて、依頼者や相談者の皆様に十分な情報提供ができるよう、施行日後も注目していこうと思います。
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毎年のように、あっという間に仕事納めの日がやってきました。
来年の仕事始めは、1月5日です。
今年はコロナがようやく収束に向かった1年でしたが、
私は秋にはじめて発症してしまいました。
その際には皆様に快く面談予定の変更や研修会司会担当の交代に応じていただけて、
順調に回復し、事なきを得ました。
コロナの収束につれ少しずつ会食の機会も戻ってきて、
出身事務所のボス山本安志先生とイソ弁の先輩・同期・後輩たちや、
横浜修習時代の同期の面々と、久しぶりに顔を合わせて歓談することができました。
今年のよき思い出です。
来年は、4月1日に改正不動産登記法が施行され、相続登記の申請が義務化されます。
相続実務への影響が大きいと予想されており、神奈川県弁護士会の研修委員として研修会を企画しています。
また、6月には横浜地裁で民事裁判書類電子提出システム(mints)の運用が始まる予定であり、
積極的に活用していきたいと思います。
今年一年誠にありがとうございました。
2024年もどうぞ宜しくお願いいたします。
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最近の写真です。1階に入っていたkinko'sがしばらく前に出て、現在は空いています。
新しいテナントが入ったら、当事務所ウェブサイトのアクセスページの写真を更新する予定です。
8月21日月曜日から23日水曜日まで、当事務所の夏休みとさせていただきます。
ご不便をおかけして恐縮ですが、どうぞ宜しくお願いいたします。
よく休んで、十分な精神的余裕をもって休み明けを迎えたいと思います。
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新型コロナウイルス感染症の流行で最初の緊急事態宣言が出た3年前から、
会議室のテーブルにアクリル板を設置していましたが、
本日、これを外しました。
アクリル板については、
専門家が「効果の評価は困難」との見解を示した一方で(2023年3月23日報道)、
書類をお見せしながら説明する際などに少なからぬ不便を感じていました。
引き続き、感染対策として、
法律相談や打合せの際には基本的にマスクを付けさせていただき、
換気もできるだけ行ってまいります。
ご理解くださいますようどうぞ宜しくお願いいたします。
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長らく工事していました横浜地方合同庁舎(仮称)が竣工して、
「よこはま新港合同庁舎」が正式名称になったようですね。
解体工事中の記憶はありますが、
前にどんな建物などがあったか全く思い出せません。
少し怖いところです。
当事務所を開業して15年が経ち、
この間に横浜市役所の新庁舎も建ちました。
みなとみらい地区は開発予定が続くようで、
これからも景色の変化を近くで見ていけたらと思います。
年明けから走り続けて、ゴールデンウィークでひと息つくのは、毎年恒例です。
連休に十分に休んでリフレッシュして、夏休みまでまた走り続けます。
2022年も本日で仕事納めで、
来年の仕事始めは1月5日です。
今年はロシアがウクライナに侵攻し、
わが国では防衛費の増額が叫ばれる中、
自分が生まれてから当たり前のように享受してきた戦争のない平和な時代を
次世代に引き継ぐため、
何をすべきか考えさせられる1年でした。
うれしかったのはサッカーのカタールワールドカップ。
日本代表の奮闘も素晴らしかったですが、
かれこれ10年ほどメッシのプレーに魅了されてきたファンとして、
アルゼンチン代表の優勝は最高の結末でした。
これから先の長い間、思い出したら力がわくようなシーンが、本当に沢山ありました。
来年は4月に民法の共有、相続、財産管理などの規定が改正されます。
新しい制度を十分に活用できるように準備しています。
20年経っても新しいことを勉強し続けられる仕事は恵まれていると感じます。
今年一年誠にありがとうございました。
2023年もどうぞ宜しくお願いいたします。
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今年も早くも10月が過ぎようとしています。
私が独立して当事務所を開いたのが2007年10月ですので、
今月で15年になります。
弁護士登録はさらに5年前なので、20年です。
一歩一歩進んで、振り返ったら長い道ができていた、そんな印象です。
事務所を支えてくれる、スタッフ、依頼者・相談者の皆様、同業・他士業の先生方、各種業者の方々に、改めて感謝いたします。
これからも、時に走り、時に立ち止まって休みつつも、少しずつ進んでいきたいと思います。
「弁護士佐野高王がすべての法律相談・事件を担当」するというのが、当事務所開設からの第一の方針です。
幸い気力も体力も衰えを感じることなく、この方針を変えるつもりはありません。
私という弁護士に寄せていただいた信頼に可能なかぎり応えるとともに、
所員一同温かみのある応対を心がけてまいります。
今後ともどうぞ宜しくお願い申し上げます。
2022年10月
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ロシア軍によるウクライナ侵攻が一分一秒でも早く止むように、
心から祈っています。
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クリスマスあたりのライトアップと人出は、昨年よりずっと賑やかな印象でした。
来年もどうかこのまま、コロナの収束に向かってほしいものです。
2021年も本日で仕事納めです。
コロナ禍のなか、
私、事務職員、その家族の誰も罹患することなく、
安定した業務を行うことができました。
事務職員の感染予防の努力に感謝するとともに、
幸運に恵まれたことをうれしく思います。
早いもので来年で弁護士登録から20年になります。
積み上げてきた経験を過信することなく、
常に基本に立ち返って事件にあたるとともに、
未経験の分野にも貪欲に挑戦し、
少しずつでも幅を広げ続けていきたいです。
また、相談、交渉、訴訟活動などの技術は、
いつも前年より上達し続けていきたいと思います。
今年1年どうもありがとうございました。
2022年もどうぞ宜しくお願いいたします。
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8月23日月曜日から25日水曜日まで、当事務所の夏期休業とさせていただきます。
ご不便をおかけして恐縮ですが、どうぞ宜しくお願いいたします。
休みの間に2回目のコロナワクチン接種を受ける予定で、
副反応が起きても家で休んでしのぐつもりです。
ワクチンを打っても、今の感染拡大状況からすれば、
引き続き、人と会う機会をできるだけ抑えていかなければならないと思います。
しかし、弁護士として仕事をするにあたって、
人と実際に会って話すことがいかに大切で、また醍醐味であったかと、
身に染みています。
ウェブ会議は便利でコロナ収束後も多用されていくでしょうが、
リアルな面談との使い分けを上手にしていきたいと思います。
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みなとみらいのロープウェイが運行を始めていました。
ゴンドラがライトアップされていて、地上から眺めてもきれいでした。
毎日新型コロナウイルス感染症関連のニュースが大量に流れます。
手が空いたときについインターネットをチェックすると、
そのまま情報の海に飲み込まれそうになります。
最近はインターネットのニュースを見る時間を決めて、
それ以外は見ないようにしています。
また、コロナと関係なく、電子メールも、
事件・相談関係、弁護士会関係、DMなど増える一方です。
そこでメールをチェックする時間も決めました。
目の前の作業への集中を高めて、仕事の質と効率を上げていきたいと思います。
2021年になって早2か月が過ぎました。
暖かい日もあり、事務所近くの早咲きの桜がもう開花しています。
今年も緊急事態宣言で始まり、新型コロナウイルスの収束はまだ見通せません。
当事務所でも、私や事務職員、事務所設備が媒介となって感染を広めてしまうことがないように、
以下の対策をとっています。
・打合せや継続的な法律相談は、Web会議や電話でも行っています。
・面談をする場合には、事前に資料を読み込む等して時間の短縮を図っています。
・お客様が来所される前には、手を触れる箇所や物を中心に除菌作業をしています。
・皆様には、できるだけ少ない人数でのご来所と手指の消毒をお願いしています。
マスクをとって、時に雑談も交えてゆっくりお話を伺える日が早く来るのを願いつつ、
今は気を緩めることなく感染予防に努めてまいります。
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さすがにクリスマスの時期は事務所周辺も賑わいを見せていますが、
やはり例年に比べるとかなり少ない印象です。
今年は新型コロナウイルスの登場で、
全く予想外の展開となりました。
感染の不安のある中、時差通勤を続けてくれた事務職員、
そして当事務所までお越しいただいた依頼者、相談者の皆様に感謝いたします。
当事務所の規模では特に、
所員の感染予防がサービス維持にとって大事です。
コロナが収束するまで、辛抱強く
感染予防の取組を続けていきたいと思います。
今年一年どうもありがとうございました。
来年もどうぞ宜しくお願いいたします。
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私は神奈川県弁護士会の研修委員会に所属し、
会員弁護士向けの研修会を企画しています。
これまでの研修会は、横浜市中区の弁護士会館の会場で行い、
弁護士会の各支部の会館に中継するのが通常の方法でしたが、
新型コロナウイルス感染症の拡大防止のために、
Zoomウェビナーを使った研修会を6月に開催しました。
その結果、参加者は飛躍的に増え、オンラインの研修会は大好評でした。
オンラインの利点としてまず挙げられるのは、移動しないでよいこと。
当事務所は弁護士会館まで徒歩10分程度の距離ですが、
それでも楽だと感じるのですから、
電車に乗って会館に来られていた方々は相当の快適さを実感されたと思います。
他にも、
・自宅や出張先からでも受講できる
・参加人数の制限がない(Zoomの場合ライセンスによりますが)
・配布資料だけでなく手元にある六法全書や書籍も参照できる
といった利点が挙げられます。
この経験から、今後新型コロナウイルス感染症が無事収束した後も、
研修会はオンラインが主流になっていくと予想しています。
委員会などの会議も同様でしょう。
民事裁判でも、もともと今年はウェブ会議の利用が始まる年でした。
緊急事態宣言下では裁判所が大幅に業務を縮小し、その影響が今も残っていますが、
今後ウェブ会議がより積極的に使われていくのだろうと思います。
コロナ渦で時代の変化が一気に加速したと、
先日ユニクロの柳井会長が新聞のインタビュー記事で語っていましたが、
わが業界はオンラインの時代に急速に突入しそうです。
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