オンラインの時代へ
- 2020.08.14 Friday
- 16:39
私は神奈川県弁護士会の研修委員会に所属し、
会員弁護士向けの研修会を企画しています。
これまでの研修会は、横浜市中区の弁護士会館の会場で行い、
弁護士会の各支部の会館に中継するのが通常の方法でしたが、
新型コロナウイルス感染症の拡大防止のために、
Zoomウェビナーを使った研修会を6月に開催しました。
その結果、参加者は飛躍的に増え、オンラインの研修会は大好評でした。
オンラインの利点としてまず挙げられるのは、移動しないでよいこと。
当事務所は弁護士会館まで徒歩10分程度の距離ですが、
それでも楽だと感じるのですから、
電車に乗って会館に来られていた方々は相当の快適さを実感されたと思います。
他にも、
・自宅や出張先からでも受講できる
・参加人数の制限がない(Zoomの場合ライセンスによりますが)
・配布資料だけでなく手元にある六法全書や書籍も参照できる
といった利点が挙げられます。
この経験から、今後新型コロナウイルス感染症が無事収束した後も、
研修会はオンラインが主流になっていくと予想しています。
委員会などの会議も同様でしょう。
民事裁判でも、もともと今年はウェブ会議の利用が始まる年でした。
緊急事態宣言下では裁判所が大幅に業務を縮小し、その影響が今も残っていますが、
今後ウェブ会議がより積極的に使われていくのだろうと思います。
コロナ渦で時代の変化が一気に加速したと、
先日ユニクロの柳井会長が新聞のインタビュー記事で語っていましたが、
わが業界はオンラインの時代に急速に突入しそうです。
- 弁護士業務
- -
- -