弁護士に相談する前に準備したほうがよいこと

  • 2015.10.30 Friday
  • 20:20

弁護士に相談する、となると程度の差こそあれ緊張することと思います。
はじめて会う弁護士の場合は特に。
落ち着いてしっかりと相談するには、前もって準備しておくことが大いに役に立つと思います。

事案の概要をまとめたメモを作ると、頭の整理ができますし、
それを弁護士に見せれば、漏れなく正確に伝えることができます。
弁護士側でもより早く事案を把握して、質問に答える時間を多くとることができます。

また、質問したい事項のメモも作っておくと、質問し忘れることを防げます。
弁護士に見せれば、弁護士側でも相談の時間配分がしやすくなります。

相談時間の制限がある場合は、特にこのような準備が役立ちます。
これから法律相談をしようと考えている方には参考にしてもらえればと思います。

 

保険を使って弁護士費用を支払える場合

  • 2013.08.15 Thursday
  • 13:15


病気やけがなどで病院にかかるとき、健康保険を使うと、
自己負担は一部(多くの場合3割)ですみます。
これにより、費用の心配をあまりせずに医療サービスを受けることができます。
同じように、弁護士の費用の支払いにも保険を使えれば、
より弁護士のサービスを受けやすくなるでしょう。


ここ数年、交通事故事件の依頼にあたり、
自動車保険の弁護士費用特約をお使いになる方が増えています。
これは、弁護士の相談費用や示談交渉、訴訟などの費用が保険で補償されるものです。

自分の保険会社に示談交渉を代行してもらえない(自分の過失がない)場合や、
示談交渉の内容に納得がいかない場合などでは、
弁護士に相談・依頼するとよいと思います。
ただ、弁護士費用がネックになるということはあるでしょう。
特に、軽微な物損事故などで損害額が比較的少ない場合では、
弁護士を頼むと足が出ないか心配されることはあると思います。

このような場合でも、弁護士費用特約が付いていれば、
保険で弁護士費用を支払えるので、費用の心配をせずに相談・依頼ができます。
私がよく見る補償額は、
1事故につき、相談料は10万円、訴訟などは300万円までですので、
ほとんどのケースで、弁護士費用の全額をまかなえるでしょう。


自動車保険の手配を保険代理店任せにしていて、
補償内容をよく知らないという方もいるかと思います。

交通事故事件に遭ったときは、まずは自動車保険の補償内容を確認して、
弁護士費用特約が付いているときはぜひ活用されるとよいでしょう。
また、自動車保険に入ったり、更新するときには、
弁護士費用特約を付けることを検討されたらよいと思います。

弁護士はどこにいる?

  • 2013.05.28 Tuesday
  • 14:29


法律にかかわる問題で困ったら、
弁護士と面談で相談することをおすすめしました。

知合いに弁護士がいたり、弁護士を紹介してくれる人がいればよいですが、
そのような人がいない場合は、どこで相談すればよいのでしょうか。
(※ 神奈川県を念頭に置いています)


1 県民センター、市役所、区役所
行政のサービスとしての相談です。
相談料は無料です。
時間は25分〜30分程度です。
弁護士に直接事件の解決や仕事を依頼をすることはできません。

2 法テラス(日本司法支援センター)
法テラス神奈川では、横浜市中区、川崎、小田原に相談所をもうけています。
相談料は無料です。
時間は30分程度です。
経済的に余裕がない人が対象ですので、一定以上の収入や資産があると利用できません。

3 弁護士会
横浜弁護士会(神奈川県に事務所を持つ弁護士が全員入っています)では、横浜市中区の関内、横浜駅西口、東口、みなとみらい、川崎、横須賀、海老名、相模原、小田原に相談所をもうけています。
原則有料ですが、多重債務相談は無料です。
時間30分〜45分程度です。
子どもの人権相談や消費者被害相談など、多様なメニューがあります。

4 法律事務所
各法律事務所での相談です。
相談する事務所/弁護士を自分で選ぶことができます。
ホームページを持っていたりタウン誌などに広告を載せている事務所であれば、事務所の取扱業務や弁護士の経歴・雰囲気などを知ることができ、選ぶのに役立つでしょう。
相談料は事務所によります。有料の事務所が多いですが、相談の種類によって無料としているところもあります。
時間は30分から1時間程度が一般的です。時間の融通は、上の1〜3に比べて一番きくでしょう。


以上のとおり、いろいろなところに弁護士はいて、相談できます。
それぞれ特長や利点がありますが、
何を優先するか(費用か、相談時間か、相談相手か、など)により、
選択が変わると思います。

ただ、
一度相談したら他所では相談できない、
とか、
相談したらその弁護士に依頼しなければならない、
ということは全くありませんので、
どこに相談するかで悩んだり、時間をかけるよりは、
まずはどこかで相談してみるのがよいでしょう。

どの専門家に相談したらよいか

  • 2013.05.13 Monday
  • 16:56
 相続、離婚、交通事故、勤務先の給料未払、債務の整理などの問題で、専門家に相談しようと思うと、
弁護士だけでなく、司法書士や行政書士も相談を受けていることが分かります。

どの専門家に相談するのがよいか?
という悩みが一つ増えてしまったりするかもしれません。


実際に、「こんなことで悩んでいるけど、弁護士に相談するべきですか?」と聞かれることがあります。

私は、紛争になる可能性がある場合や、あるかないか分からない場合(要するに、もめるかもしれない場合)は、まずは弁護士に相談してみたらよい、と答えています。

簡易裁判所(140万円以下の請求を扱います)を除いて、訴訟事件で代理人となれる専門家は弁護士だけです。
また、家事調停、破産申立、労働審判手続で代理人となれるのも、弁護士だけです。
これらの手続を実際に使って紛争を解決した経験をふまえてアドバイスできるのは、弁護士ならではでしょう。


もちろん、訴訟や調停などの手続をとる前に、交渉で解決できる件も多くあります。

ただ、訴訟になったらどのような流れと結果になるか、
家事調停が成立せず審判となったらどうなるか、など、
紛争の先の見通しをもって、今とるべき対応をアドバイスできるのは、
弁護士だからこそ、と思っています。


私は、弁護士ならではのサービスを提供できるよう、日々心がけています。

ネットで調べて自己判断、でよいか

  • 2013.04.26 Friday
  • 11:18



最近は、インターネットを検索すれば、法的トラブルに関するたくさんの情報を得ることができます。

とても便利です。


ただ、ネットに出ている情報は、一般論が多いものです。

同じ種類の問題にみえても、具体的な事情によって、とるべき対応は人それぞれです。

ですので、ネットで調べて分かったと思っても、面談の法律相談を受けてみることをおすすめします。

弁護士に具体的な事情を話して、資料があれば見せたうえで、

自分の件ではどうなのか、確認するのが、安全・確実といえるでしょう。


弁護士としては、法律や手続の知識をふまえたうえで、

具体的な事情や証拠の内容などから、どんな対処方法を提示できるかが、

腕の見せ所だと思っています。


法的トラブルは、多くの人にとって人生の一大事です。

少し手間がかかっても、確実な対応をしておくことが、長い目でみればよいと思います。


佐野高王